137人が本棚に入れています
本棚に追加
/497ページ
「……俺が参加を断っていれば、三浦さんも広末さんも、無事引退していたのに……」
それも、犯されて殺されているなど、誰にも言えないだろう。
家族が状況を知った時の、ショックが怖い。
殺されただけでも辛いのに、更に辛い事は言えないだろう。
「あいつら、腐っている……」
相葉の目の奥に、炎が揺れているようであった。
でも、憎しみに囚われてゲームをするのは、余計に危険になるだろう。
西片に相葉を止めて貰おうかと見てみると、西片は相葉以上に思い詰めていた。
「……三浦さんも、広末さんも、0災ゲームが無名だったころからの仲間なのに
……それは、あいつらだって同じだったろう」
無名で何も無かったころから、一緒にゲームを作り上げてきた仲間だったので、
こんな形で終るのが悔しいという。
最初のコメントを投稿しよう!