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西片は、男女ともに好きらしい。
それは、相葉も知っていて、特に驚いた様子もなかった。
「富岡君、三浦さん、広末さんが襲われたとなると、無理矢理されて、殺されたと
いうことですよ……」
そこで、相葉と西片の表情が変わった。
「それは、許せないよね」
相葉は会社員になり、0災ゲームを引退しようとしていた。
それを、人気があるからと、主宰者側が引き留めていた。
相葉のかつての仲間は引退していて、チームのメンバーが決まらなかった時に、
ベテランの三浦と広末が声を掛けてくれたらしい。
三浦と広末は二十四歳で、0災ゲームの初期からのメンバーであった。
同じく引退を考えていたが、相葉が困っているのを見て、最後のチームに決めたという。
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