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前戯だけで幾度も達した亜利紗は、ベッドの上に仰向けに横たわったまま、潤んだ眼差しで奏助を見つめた。
さっきまで羊だと思っていた相手が、いきなり何のスイッチが入ったのか、貪欲に飢えたオオカミに変身した。
奏助は自分の服を乱暴に脱ぎ捨てて、ぐったりと横たわる亜利紗を真顔で見下ろした。
「もうここまで来たら引き返せないよ。いい?」
亜利紗は頬を紅潮させたまま、「それはこっちの台詞だけど」と言い返した。
快感に翻弄され脱力しながらも、勝ち気な性格を失わない亜利紗を見つめ、奏助はまたクスと笑った。
前は何も感じなかった彼女のそのストレートな言動が、今は心地よくてたまらない。
奏助は細い腰をぐっと両手で引き寄せ、硬くなった自身を彼女の中心にあてがった。
初めて見る男性自身に、亜利紗は思わず両手で顔を覆った。
普段はあけすけな物言いで恥じらいなど知らないかのように振る舞う亜利紗だったが、こういう時に普段の育ちが出て、羞恥に耐えるその姿に、奏助は自然と微笑んでいた。
「亜利紗ちゃん。手をどけて、こっち見て」
正常位の体勢を取りながら、奏助は亜利紗の手を掴んだ。
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