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「奏助さん……。好きなの。あなたが心から好き。それだけは、知っておいて欲しい」
「亜利紗……」
初めて見た亜利紗の純粋な思慕の表情に、奏助はたまらずその細い体を抱きしめた。
「うん。分かった。ありがとう、こんな俺を好きになってくれて」
亜利紗も精一杯、逞しいその体を抱きしめ返した。
「奏助さんは素敵だよ。自信持ってよ」
「うん……」
そうして二人は幾度も口づけた。
互いの心ごと注ぎ込むように、繰り返し、繰り返し。
第八話に続く>>>
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