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しかし、このような病気になって、駄目人間になると見事に「生霊飛ばし」ができるようになるのだ。
なぜなら、神経症同様、「生霊」も病気の一種だからである。
私は、時々生霊を飛ばしており、また被害をも受けている。特に蛇女から生霊を飛ばされ、母を殺された。
この件については後述するとして、余談ながら西宮市に住む神経症者の書いた稚拙な訣別文を読んで頂き、彼らが(勿論私も含めてなのだが)いかに幼稚で自分本位か知って頂こうと思う。
「前略。
前の地震(阪神淡路大震災のこと)でまだまだ多くの人が苦しんでいます。私もその中の一人かも。(「かも」って何ですか?あなたは地震の被害にも遭わずにただ布団の中で引き籠っていただけじゃないんですか?引き籠りを正当化するために地震を利用するのはやめて頂きたい。地震があったから引き籠ったのではなく、引き籠りたいから地震という理由をつけたのだ。)
でもあなたはおっしゃいました。地震より怖いものあり日常生活。(大体日常生活とは仕事も含まれるのですよ。何十年も引き籠っていた奴にはわからないでしょうが。三島由紀夫も戦争より日常生活の方が怖かったと言っている。この感覚がわからないようで文学なんか語れません。)
価値観が違う人間と一緒にいるのは不幸なことだと思いませんか。(思いませんねえ。価値観がみんな同じというのは北朝鮮のような社会を言うのである。そちらの方が気味悪い。大体、仕事でも家庭でも価値観の違う人間とつき合わなければならないのですよ。) なお、私とあなたとの間で迷っている○○さんにも電話しないで下さい。(へー。○○さんてもてるのですねえ。私は何とも思っていませんが。)
これに対する反論は一切受け付けません。」
この手紙の主のヒッキー(引き籠り)君は人より目立ちたいという欲求が異常に強い。そのくせ、人と同じでなければ不安にとりつかれるという自己矛盾に気づかないのだ。だから地震は彼に格好の生きる材料を与えた。
彼には不幸がなかったのだ。何か言われるたびに傷つき、それが怖くて外出できなくなったのだ。そして、「家を一歩出ることから始まった」と言うことが彼の勲章になっていたのだ。何とつまらない奴だ。
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