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「いつも笑顔で元気いっぱいの水音といると、とってもしあわせな気持ちになれるんだ。
これからお互い、夢に向かって歩いて行くけど、どうしてもこの気持ちだけは伝えたかったの。
大好きだよ」
想いは伝えられた。やりきった。身体のチカラが抜ける。フワッと優しい香りに包まれる。
「自分だけだと思ってた。花奈もだったんだな」
「え?」
水音は私の身体を抱きしめていた。
暖かく、早い鼓動が聞こえる。
「私も大好きだよ、花奈」
「水音…」
暗闇に覆われた空にはたくさんの花火が輝いていた。私たちもあの花火のように輝いているかな?
ありがとう。
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