夏の日の思い出

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数時間後、車は緑あふれる町へと入っていく。 とはいっても、町というほど大きなものではない。 どちらかと言うと、村に近い。 自然はあるが、人はいない。 こんなところに来て、何が楽しいのだろう。 僕はそんなことを思いながら、扇風機の前に陣取る。 長い間車に揺られていたせいだろうか。 僕の瞼は段々と、重たくなっていく。
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