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まだ暴風雨が弱まる気配すらない。
互いに憎まれ口を叩くふたりでも、他の者同様すでに満身創痍でボロボロだ
「あぁぁぁぁっ！コ━━━━━ンｯｯｯ！！何チンタラやっとんじゃぁぁぁっ！
早ぅじゃじゃ馬どもを毛散らさんかいっ！」
ハクは上空に向けて怒号を上げた
自分達の存在理由は人間の想い
この人知を超えた力は人間の願い
その信仰心で自分達眷族や神は成り立っている
人間を見守り導く為に
あってはならない天災の中、人間達は今祈り、願っているのだ
『神様助けてっ！』
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