狛狐とミヨ

4/4
前へ
/31ページ
次へ
コンも残り少ない癒しの力をミヨに注ぎ込む。 「コンっ!何をやっとんのじゃっ!それ以上力を使ったらお前が消滅してまうぞ!今すぐ応援を呼べっ!」 「・・・それじゃぁ間に合わん・・・」 「コンっ!」 「…………ハク……私達の存在理由は?……人間の祈りと願いを叶えるための神通力やんか…………」 穏やかに微笑んだコンはハクが止めるのも聞かず、最後の力を注ぎ込んだ 「アカンッ!!止めろっ、止めてくれっ!!」 「堪忍な、ハク……」 弱々しかった黄金色の光はミヨを包み込み、段々と大きく眩しく光輝き出した パアァァァァァァァ………… …………そして、光が消えるのと同時に、辺りを照らした金色の光は一直線に空高く飛び、消えてしまった…………
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加