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優衣香に覆いかぶさって口付けると、優衣香はふっと笑った。
「俊ちゃん、もう完全回復じゃない?」
優衣香の手が俊介のそれを撫でた。
「お…まえ…やってくれるな」
優衣香の手が誘うように入り口にそれをあてると、ゆっくり俊介が腰を落とす。
お互いに息を吐き出しながら額を合わせた。
「っていうかさ…コンドームしてないけど」
俊介が言うと、優衣香は小さく頷く。
「女の子…欲しい」
そんな言葉を女の顔して言うのだから危ない。
お互いまともな親の元で育った経験がないから、子どもを産むことに不安を抱いたこともあった。
でも、今は違う。
こんな世界でも子どもは自分で自分の夢を見つけて育っていくものだ。俊介や優衣香のように。
だから今は不安はない。
「じゃあ…二人目は男な」
俊介は笑いながらそう答えた━━━。
〈終〉
最後までまとまりのない文章を読んでいただいて誠にありがとうございましたm(__)m
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