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優衣香の細い腕が俊介の背中に回ると、それを合図に俊介は深いキスをする。
優衣香はくすぐったそうにそれを受け止めているが、そのうち笑い出した。
「やっぱダメ。私こういうの苦手」
クスクス笑いながら優衣香の頬が俊介の頬を撫でた。
「なんだよ、ムードのない女だな」
「そりゃそうだよ。私、人生で俊ちゃんしか経験ないし、その俊ちゃんがこれだもん。ムードとかよく分かんない」
俊介の肩手は器用に優衣香の服の下でブラのホックを外したところだった。
確かにムードのカケラも無いのは俊介の方だが、それでも俊介の下半身は絶好調に疼いている。
「いや…ムードとかいいや。マジで早く欲しいんだけど」
下腹部に当たるかたいもの気付いた優衣香はまた笑い出した。
「なんか…俊ちゃんのそういうとこ、かわいいよね」
この状態で可愛いと言われても嬉しくないんだが…と、思いながら優衣香の身体を抱き上げ、風呂場へと向かった。
お互いに身体を洗い合って浴室を出ると、なぜか優衣香は服を着た。
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