未来

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「なんで服着るんだよ。あとはヤルだけだろ」 「その言い方やめてよ。っていうか、さすがにロフトの階段上る時、裸は嫌だよ」 それもそうか…と、仕方なく俊介も一度Tシャツとパンツをはいた。 キッチンで水を一杯飲むと、二人でロフトに上がる。 ベッドに寝転がってほっと息を吐くと、なぜか眠気が襲ってきた。 「優衣…眠くなってきたんだけど、お前水に薬でも入れたか?」 そう訊いたら、「どうせ入れるなら止めを刺す薬を入れます」と言われた。 優衣香らしい。 毒のある言葉を聞いても安心してしまうのだから不思議だ。 俊介はそのまま優衣香を抱きしめ、深い眠りへと落ちていった……。
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