450人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんで服着るんだよ。あとはヤルだけだろ」
「その言い方やめてよ。っていうか、さすがにロフトの階段上る時、裸は嫌だよ」
それもそうか…と、仕方なく俊介も一度Tシャツとパンツをはいた。
キッチンで水を一杯飲むと、二人でロフトに上がる。
ベッドに寝転がってほっと息を吐くと、なぜか眠気が襲ってきた。
「優衣…眠くなってきたんだけど、お前水に薬でも入れたか?」
そう訊いたら、「どうせ入れるなら止めを刺す薬を入れます」と言われた。
優衣香らしい。
毒のある言葉を聞いても安心してしまうのだから不思議だ。
俊介はそのまま優衣香を抱きしめ、深い眠りへと落ちていった……。
最初のコメントを投稿しよう!