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―――
目を覚ました俊介は辺りを見回した。
腕の中で寝息を立てている優衣香の愛らしい顔がすぐに目に入った。
毎日決まった時間に鳴る携帯のアラームはまだなった形跡が無い。
どうやら3時間ほど寝ていたらしい。あと2時間もすれば民宿に行って朝食を作らなくてはいけないのだが、どうしようかな…と、優衣香の寝顔を見つめた。
こんな機会、滅多にないのにただ一緒に寝るだけなんてもったいない。
そう思った俊介は、布団の中にもぐりこんだ。
「……んん?」
もそもそと布団の中で動く塊が優衣香の腹のあたりに纏わりついている。
「え?…なにぃ?」
寝惚けた声で優衣香が目を擦っていると、突然太ももに何かが触れた。
「ひゃあ!なに!?」
慌てて布団をはぎ取ると、俊介が優衣香の太ももに舌を這わせていた。
「ええぇ!?」
寝起きでこんな事をされると思っていなかった優衣香は慌てて起き上がろうとするが、すぐに俊介に押し倒された。
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