0人が本棚に入れています
本棚に追加
夕食は、3人揃っての食事は暫く無いから、なんとなく時間を掛けて食べた。
いつもと変わらない会話。だけど、父と母も いつもよりゆっくり食べてたから、同じ気持ちだったんだと思う。
名残惜しい食卓から離れて お風呂を済ませて、部屋に戻った時にはすっかり日が暮れていた。
……忘れ物…大丈夫かな?
灯り代が勿体無い。明るくなってから確認しよう。
今夜は しっかり寝ておこう。
部屋を見回して、ベッドに座った。
まだ汗が出る。パジャマの胸元をパサパサ動かして風を送りながら、昼間のことを考えた。
あの3人と行くのか……
今更だけど、どんな人達なんだろう?
良い人かな……。
自己紹介してたっけ。えーっと、
痩せた青年は、ヴァイスハイトさん。
僧侶で、パーティーの食事を作る人。
強面の、ライアンさん。
剣士で、攻撃魔法を少し使える人。
あの女性は、リェンさん。
踊り子……って、頼り無さそう。
そして僕か。こりゃ駄目だな。
諦めて寝よう。
最初のコメントを投稿しよう!