おやぢ的 気まぐれワ～ルド 番外編『 生き方の棚卸し 』

誕生から幼少期の記憶に残る諸々事

　小学校に上がる少し前に、祖母が死んだ。

　祖母との思い出はほとんどない。
　病弱な人だったようだ。

　祖父も祖母も近隣の町の出身。ふたりの出会いはよくわからないが、なぜかしばらく大阪で暮らしていたらしい。

　その大阪で母は生まれた。
　母は、当時（戦時中）では珍しく 一人っ子。

　やがて空襲が激しさを増す大阪から、幼少期のわしが住んでいた所に家族で疎開。

　家族３人は借家を探し、住むことになったらしい。