改善案

4/4
前へ
/4ページ
次へ
「おい、松田」主任が僕を呼んだ。 「何ですか?主任」 「社長がお呼びだそうだ。今から行ってくれ」 「え?社長が直接僕に?」僕は驚いた。 「もしかしたら、提案書が上手くいったんじゃないか?」と主任がにやけて言った。 「そ、そうなのかな?へへっ」まんざらでもない僕も、顔がにやけてしまった。 「この売り場から、社長賞が出るとは大したものだよ」そして2人で大笑いした。 「では、行ってまいります」僕はにやけた顔を抑えながら、社長室へと向かった。 この3年間、身を粉にして頑張って来たのは、無駄ではなかったのだ。 僕はこの仕事に就けて、本当に良かったと思った。 そして僕は今、社長室をノックした。 終わり
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加