2人が本棚に入れています
本棚に追加
「おい、松田」主任が僕を呼んだ。
「何ですか?主任」
「社長がお呼びだそうだ。今から行ってくれ」
「え?社長が直接僕に?」僕は驚いた。
「もしかしたら、提案書が上手くいったんじゃないか?」と主任がにやけて言った。
「そ、そうなのかな?へへっ」まんざらでもない僕も、顔がにやけてしまった。
「この売り場から、社長賞が出るとは大したものだよ」そして2人で大笑いした。
「では、行ってまいります」僕はにやけた顔を抑えながら、社長室へと向かった。
この3年間、身を粉にして頑張って来たのは、無駄ではなかったのだ。
僕はこの仕事に就けて、本当に良かったと思った。
そして僕は今、社長室をノックした。
終わり
最初のコメントを投稿しよう!