エピローグ

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 それとも、もうオレには関係ないとか思ってるんじゃああるまいな。 「や、違う、それは違うよ、セツくん!」  必死になって否定しだす。 「ただ、なんだ、それは覚悟の上っていうのもあったし、そっちに転ぶことも考えてはいた。それで、やっぱオレ戻ってきてよかったんだなぁって実感しちゃったっていうかさ」 「今更なに言ってんだ?」 「うん、ごめんごめん。人狼についてはオレに任せておけば万事オッケーだからさ」  なんでそんな自信満々なんだかわからないが、そう言うなら敢えて何も言うことはない。 「天狗やら猿人やらは元々そんな奴らだから想定内なんだよ。人虎もプライド高いからなー。閏がなんとかしてくれないかって思ってはいるんだけど厳しいだろうな」  だから最近閏が顔を見せないのかもしれない。彼女自身が襲ってくることがないことを祈る。 「手始めに他の種族までも言い出さないように牽制しとこうか」  天狗に猿人、人虎、狐以外の種族と同盟結んで備えるってわけだな。 「そうだな~、まずはノーモンの魚人族からかな」 「なんで?」 「彼らは戦いを好まない」 「ああ、それはオレもだ」  当然のことを言っただけだが、春海が嬉しそうに笑う。     
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