五.天気上勝地気下降

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「モンスターハンターみたいなのっているのか?」  たぶんあれはそんなようなものだと思った。 「確かこの学校にいたな」  清明がなんとなしに呟く。 「え!?」 「ああ、いたかも」  春海も? ハンティングされないのか!? 「通りすがりに、別に悪さしない妖は興味ないんだよね、ってぼそっと言われてさ、怖い怖い」  自分で自分を抱いて両腕を摩る。春海が怖がるなんて相当な相手かもしれない。 「あいつ、セツと同じ学年だと思うよ」  そんな奴がいるなんて今まで気が付かなかったな。  クラスに戻ってから、クラスメイトに聞いてみることにした。 「うちの学年に変わった奴っている?」 「お前以外に?」 「……」 「冗談だっつの!」  いや、否定出来ない要素があり過ぎてなんにも言えないだけだ。  少なくとも浮かないように気を付けてはいるが。 「1Eの奴がちょっと変な世界観持ってるって聞いたことあるな」 「ああ、オレもそれE組で部活一緒の奴に聞いたな。なんでもお化けとか見えてるらしい」 「マジか、オレお化けダメなんだけど!」 「あは、おっまえダセェ。おばけこわいよーww」 「よーし、文化祭はお化け屋敷決定だな!」 「ぎゃあ! 勘弁して~」     
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