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玄関のチャイムが鳴った。
『爽太ぁー。遊びに来たぞー』
「佐久間!?」
自分の置かれた状況と不意の友人の声で、心臓がバクバク鳴っている。
「ふぅん、佐久間っていうんだ」
和馬の口角が上がった。しかしやはり、目は怖いままだ。そして彼の口から次の指示が出た。
「それ、入れて」
和馬がピンク色の物体を指さす。
「えっ……」
嘘だろ……? 友達が来たこの状況で続けるのか、コイツ!?
「入れろって」
「うぅ……。わ、かり、ました……」
ローションのキャップを開け、中身を少し手に取る。空いた手でシリコンに覆われたそれを手に取る。
気のせいじゃなかった。
やっぱりこれは大人の玩具だ……。
手に取ったローションをローターに塗り付ける。
「……マジか」
『おーい!! 爽太、いないのかぁー?』
「ほら、お友達が待ってる。早くしないと」
「ひぃ……」
……こうなったら、やるしかないのか?
両膝を立てておずおずと自分のパンツを下ろす。後ろに手を回して、本来なら出口なそこにローターを宛てがう。
「ふう……」
一つ大きく深呼吸して押し込んだ。
「んっ、うぁ……、違和感すごい……」
ローションのおかげか、思ったよりすんなり入ってしまった。窄みに触れると、ローターに付いていた輪っか状の紐だけが出ている状態だ。
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