135人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいまー」
「おっじゃましまぁーす」
和馬はうちに着くなり、靴を脱ぎ捨てて部屋に入る。
「靴ぐらい揃えろよ……」
和馬の靴を俺の靴の横に揃える。綺麗好きってわけじゃないけど、ある程度整理整頓されてないとモヤッとするんだよな。
冷蔵庫に卵と鶏肉を入れる。4時半過ぎだから、まだ夕飯を作るには早い。
部屋に入ると和馬は俺のベッドの上で横になっていた。……だからなぜお前はそう、遠慮がないかな!?
「ん~~! 爽太の匂い~」
「やめろよ、気持ち悪い……」
「それが2ヶ月ぶりに会った恋人に言うこと?」
「こっ……!」
「そ。俺と爽太は、こ・い・び・と。ほら、こっち来いよ」
「……お、う」
差し出された手を取ると、そのままベッドに引き込まれた。座った和馬の横に倒れ込んだ。
「イチャイチャしたいんだけど、いい?」
「どうせ、良くないって言ってもする気なんでしょ」
「分かってんじゃん」
最初のコメントを投稿しよう!