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「つーか、あのオンナ、まじありえねえ!
浮気かと思ったら、オレが浮気相手だったっつーの! しかも4番目の!」
最近彼女と別れたタケが、さっき居酒屋でグチってたことと同じことをまた言いだす。
んでも笑えるのは、やっぱり酒の力だねー。
「気づかねーってのもすごいよな。てか、そのオンナ魔性ってヤツじゃん?」
「だよな! あーもう!
もうオンナなんか信じない‼ 信じないったら信じないー♪」
最後の方、謎の節回しで歌いだす。
オレも、横並びに歩いてるピグとナミも一緒になって、4人みんなして
「「「「信じないったら信じないー♪♪♪♪」」」」
と大合唱。道行くリーマンやOLがちらちら見てるのに気づいたけど、そんなん気にしないったら気にしないー♪
「あ、あれ、上、線路じゃね?」
ふらっふらしてるナミが指さす方を見ると、でかいガードが見えた。
「あー。それっぽい。近づいてみよー♪」
ピグの科白に、みんなで答える。
「「「おー! れっつごーごー♪」」」
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