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第四章 南橋家御一行様とわたしるり子は高尾山へ
今日は、南橋家一家の遠足の日だ。
おばあちゃんは、朝早くから張りきっておにぎりを握りお弁当を作っている。
南橋家の恒例行事であるらしい。わたしも子供の頃に何度かこの行事に参加している。
今回の行き先は、近場の高尾山である。
わたしは、お留守番をしようかと迷ったが、絶対にるり子ちゃんも参加するのよとおばあちゃんから強制的に参加することを命じられた。
二十三歳にもなるのに親戚のみんなと山登りですかとも思うけれど、実は楽しみだったりもする。
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