深夜の自動販売機

夜遅く、たまたま通りかかった道の途中で、二台並んだ自動販売機を見つけた。
周りの住宅はすでに消灯し、道は街頭だけの暗がりだったが、自動販売機の周囲だけが煌々と明るかった。

並んだ自動販売機は、左が飲み物で右がタバコの自動販売機だった。
だが、ジュースもタバコも補充がされていないのか、売切れの文字が目立つ。
ちょうど手持ちのタバコが切れていたこともあって、欲しいタバコが売っていないかと販売機の中のパッケージを探した。

見つけた。

しかも、売切れの表示もない。