昨日は星が降りました。

3/7
前へ
/7ページ
次へ
「ある秋」 駅前の紅葉とともに 愛までもが散っていくのです 腐る胎内の百軒通り 嘘つき同士が語った恋 そんな街に人々は巣食うのです 立派に大義名分だけはひっさげて 「久しぶりに出てきたメモ」 自分の言った言葉も 思った事も 案外忘れてしまっているのであります。 ファイルの中に仕舞って 保存したつもりでいても 結局、そいつだけが 僕の言葉を知ってるのでありました。 「破壊的活動」 自らのせんちめんたりてぃ に訴えかけるように 破けた腹から漏れ出した 何処と無く揺れている筆跡 良く良く目を懲らしてみれば 反射する斑点に 掻きむしろうともぬぐい切れぬ汚れ はて、何処でこのシミは付いたやら
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加