放課後の特訓

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放課後の特訓

帰り道、ふと魔法訓練施設が気になり行ってみる。扉は開いているが誰も居ないようだった。 「ハルトは居ないか……」 無意識に呟いた。 またちょっと自主練習してみようかな? そんな気分になり昨日の場所に立った。 手を出し、意識を集中させてみる。 光るイメージをして見よう。 光る球、光る球。 「ライティング!」 すると昨日よりも安定した球状の光が現れた。 「上手くいった…えっと…これをどうしよう?上に浮かぶイメージをしてみようかな?」 すると球状の光は私の手の中から少しずつ上昇していく。 辺りが明るく照らされる。 後ろから足音が聞こえてきた。 「リアム……お前すごいじゃん!昨日の今日でよく上達したな。」 ハルトの声だ。 「ハルト!ありがとう。でもこれどうしたらいい?」 「消えるイメージをしてみろ。」 教えてもらった通りにイメージすると光は小さくなって消えた。
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