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「まず、魔力を持っているからと言って全ての魔法が使えるわけではない。
適性がないものは練習しても使えない場合もある。
ただ1番大事なのはイメージしてそれを如何に具現化出来るか?って事だよ。
君は、まだ発展途上だから適正はゆっくり見ていこう。」
とカール先生。
「わかりました。」
「ではリアム君以外はいつもの様に訓練していてくれ。
ではリアム君は僕と一緒にこっちだ。」
カール先生に誘導されるまま移動する。
「はい。」
「じゃあまず何かやって見せてくれるかい?」
カール先生から課題が出される。
え~さっきイメージするのが大事って言ってたよね?
それならやったことないけどやってみたいことはある!
カバンに入ってるあれを使おう。
「じゃあ……コップを取り出します。」
「えっ?」
「ウォーター&フリーズ」
コップに向かって技を繰り出す。
コップの中に水が入り、すぐに凍る。
「もういっちょ、ウォーター!」
カランッ
コップの中身が音を立てる。
「氷水です。」
「……」
カール先生無言です。
遠くで笑い声が聞こえてきます。
先輩方から注目されていたようです。
「あれ?こういう事では無かったですかね?」
「いや、今までこんな事をする生徒は居なかったから。うん、じゃ次行ってみようか。出来ればもう少し派手目で良いから。」
派手目?それって火とかかな?イメージね!
「では、ファイヤーソード!」
私の手には火で 出来た短めの剣が握られていた。
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