始まる魔法の授業で思わぬ収穫

4/4
前へ
/57ページ
次へ
「やれば出来るじゃん」 って先輩が言ってるのが聞こえます。 「イメージでとアドバイスが貰えたので…後はハルトに教わった空中浮遊も出来ますよ。」 そう言ってから、 「レビテーション!」 浮遊して動くそして花壇の上まで行き、 「ウォーターシャワー!」 花壇に水撒きです。 「へぇ~リアム君には驚かされますね。」 カール先生が呟く。 「取り敢えずこんな感じですかね。 どちらかと言うと生活に関わるところで使えたら便利だな~って思うものの方がイメージわきやすいです。」 地上に無事に降り立った私はカール先生に現状を報告する。 「君、種類の異なる魔法を同時に使えるんだね。」 先生からは思ってもいなかった言葉をかけられた。 「それはどう言う意味ですか?」 「大抵同じジャンルの魔法は重ねて使える人はいるけれど、今みたいに風と水を両方いっぺんにはかなり難易度が高いんだよ。おまけに立て続けに魔法を繰り出したが、君は全然疲労していないようだし…大したものだよ。」 なんか気が付けば褒められている? でも全然普通がわからないからな…… そんなこんなで今日の魔法の授業は終わりとなった。 「リアム君は大物のようだね。初心者とは思えない技だったよ。」 とグレイン先輩。 「まぁ、まさか空中浮遊からの水撒きだとは思ってもみなかったけどな。」 とクシュール先輩。 「攻撃魔法はこれから教えてあげるね。」 とウェスター先輩。 「放課後特訓だ。」 とハルト。 皆様にそれぞれお言葉を頂きました。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加