知られる秘密の後に...

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ハルトはリアムがどうして目覚めたのか不思議なようだ。 「えっとですね、先日手から魔力を少しずつリアムに流し込んでいったんです。そうしたらテレパシー的に話が出来るようになってですね、昨日更に魔力を流していったら昨日突然目覚めたという流れです。」 正直説明が難しい。 私自身あまり理解出来ていないのだから。 「魔力にそんな使い方があったんだな。知らなかったよ。それにしても…なんで君は突然敬語なんだ?」 そう言えば敬語になっていました。 「多分後ろめたいからかと……」 「なんだそれ?今まで通りでいいよ。とりあえず君の目的を達成させなければならないんだろ?それまでは君はリアムだ。」 そっぽを向きながら、照れたようにハルトが言う。 「ありがとう!ハルトが協力してくれるととても心強いよ。」 素直にお礼を言う。 何がなんでも犯人を捕まえなければ! しばらく無言で馬車に揺られ、私たちは学校へ向かった。
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