クラスメイト

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クラスメイト

授業はとても分かりやすかった。 今まで独学に近かったから、誰かが解説してくれるのはとても新鮮だった。 先生がいきなり質問してきたのには驚いたっけ。 でもそこはバッチリ答えました! 午前中の授業がすべて終わった時、 「お前頭良いんだな!モリング先生の質問に答えられるやつはなかなか居ないんだぞ。」 そう言って話しかけてきたのは私の前の赤髪のクリっとした目が特徴の男の子でした。 「そうなの?たまたま家で勉強してたところだったからだよ。」 って言うと、 「俺、学校以外で勉強したことないや!」 って。 「学校でもしてないじゃん!」 って横からツッコミを入れたのは、緑の髪の毛で眼鏡っ子の男の子。 「バレた?」 って赤髪の子はおどけて答える。 とっても仲が良さそうだ。 「話し掛けてくれてありがとう。僕、学校初めてだから……色々教えてくれる?」 と2人に言うと、 「もちろん!あっ、俺の名前はセイン・カイルでだよ!カイルって呼んでくれ。よろしく!」 と赤髪君。 「僕はコーネル・キースだよ。キースでいいよ。ここでは基本家の爵位は度外視されるルールだけど…一応、君と同じ伯爵家だよ。」 と眼鏡君が教えてくれる。 隣を見ると、ハルトはいなくなっていた。 「よろしく!えっとあの、ハルトは?」 「ライン家は公爵家だからね。僕らとは基本つるまないよ。……でも君知り合いみたいだね。」 キースの目が光った…ような気がした。 「いや、昨日学校散策中に偶然あって色々教えてもらったんだよ。」 「ラインが?」 とカイルが驚いた顔をした。 何か驚くような事言ったかな? 「親切だったよ?」 そう言うと、 「信じられない。基本近寄り難いオーラ出てるし。」 との事でした。 「ってか腹減ったから飯に行こうぜ。」 とカイルが言ったので、この話は自然と終わりになった。
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