クラスメイト

2/3
前へ
/57ページ
次へ
連れて来て貰ったのはちょっとオシャレな食堂。 そして……ランチを頼むと……山盛りのご飯におかず。 絶対食べきれない! 「僕こんなに食べれない……」 思わず心の声が漏れると、 「じゃあ俺にちょっとちょうだい。」 そう言ってカイルが横からつまんでいく。 「カイル、品位が疑われるぞ。」 とキース。 2人はいいコンビの様だ。 そして私は食堂を見回す。 ハルトはいないみたい。 「食べるところってここだけ?」 と2人に聞くと、 「食べれる場所があるのはここだけだけど、他に売店があるよ。売店で買って庭で食べる時もあるよ!」 キースが教えてくれた。ハルトはきっとそうしてるんだろうな。 そう勝手に解釈したところでランチを食べ始める。 「美味しい!」 思わず感想を述べる私。 「口にあったようで良かったな。」 「うん。」 笑顔で答えると、 「お前その顔は反則だから……」 ってカイルに呟かれました。何が反則? 「午後は剣術の授業だから食べ過ぎ注意だよ。」 キースがそう言うので、結構ご飯を残してしまった。 勿体無いから明日からは盛り付けを調整してもらおう。 午後は久しぶりの剣術でちょっとワクワクしてます。 3年間剣術は特訓したからね。 強くならないと…守りたものも守れないって痛感したから……。 でも実際自分が強いのかどうかわからないから、学校の授業で自分のレベルがわかるよね?
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

89人が本棚に入れています
本棚に追加