クラスメイト

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連れて来て貰ったのはちょっとオシャレな食堂。 そして……ランチを頼むと……山盛りのご飯におかず。 絶対食べきれない! 「僕こんなに食べれない……」 思わず心の声が漏れると、 「じゃあ俺にちょっとちょうだい。」 そう言ってカイルが横からつまんでいく。 「カイル、品位が疑われるぞ。」 とキース。 2人はいいコンビの様だ。 そして私は食堂を見回す。 ハルトはいないみたい。 「食べるところってここだけ?」 と2人に聞くと、 「食べれる場所があるのはここだけだけど、他に売店があるよ。売店で買って庭で食べる時もあるよ!」 キースが教えてくれた。ハルトはきっとそうしてるんだろうな。 そう勝手に解釈したところでランチを食べ始める。 「美味しい!」 思わず感想を述べる私。 「口にあったようで良かったな。」 「うん。」 笑顔で答えると、 「お前その顔は反則だから……」 ってカイルに呟かれました。何が反則? 「午後は剣術の授業だから食べ過ぎ注意だよ。」 キースがそう言うので、結構ご飯を残してしまった。 勿体無いから明日からは盛り付けを調整してもらおう。 午後は久しぶりの剣術でちょっとワクワクしてます。 3年間剣術は特訓したからね。 強くならないと…守りたものも守れないって痛感したから……。 でも実際自分が強いのかどうかわからないから、学校の授業で自分のレベルがわかるよね?
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