黒い球体

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それから数時間後。 部屋のベットでふいに目を覚ました私は、友人のおかしな行動を目の当たりにする。 いつの間にか帰宅していた友人は、ベットに横になり、天井の一点を見つめて大きく口を開けている。 呆けたような表情で口を開け、何かが来るのをじっと待っているような様子だった。 それはまるで、蛇が卵を丸呑みするときのよう 異様に思った私は、友人の元へと近づき、声を掛けた。 しかし、私の声に反応することはなく、暫くすると口を閉じて、そのまま眠ってしまった。
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