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「ジェイ、洗ってやるから」
「いやだ……この体、汚い、汚いんだ、蓮……どうしよう、俺、汚くなった。どうしよう……」
泣きながら浮き上がる線を擦る。
(きれいだと言っていたのに……)
現実が見え始めたのか。嘘に追い詰められているのか。
「汚くなんかないよ、ジェイ。そんなに力を入れるな、もう真っ赤じゃないか!」
「消えない……消えないよ、消えない、蓮、どうしよう、消えない……」
体を包み込んだ。掻きむしろうとする手の動きを封じ込める。
「消えるから。大丈夫だよ、全部きれいに消える。心配しなくていいんだ」
「れん れん 俺、よごれちゃった……」
「お前はきれいだよ。いつだってきれいだ」
シャワーで泡を流してジェイの傷跡を舐めていく。少しずつ蓮の頭が下がっていく。
「ぁ……だめ、れんが……よごれ……」
「汚れないよ、お前はお前だ」
また体を舌が這いまわる。徐々にジェイのソコが緩やかに勃ち始めた。
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