短筋

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俺はほふく前進で、 ガレキの中を進む。 少々きゅう屈ではあるが。 進めない事は無い。 ー 一番効果的な前進を。 ー 一番効果的な距離で。 ー 一番効果的なタイミングにて。 ー 一番速いスピードで進む。  無  論  ! ー 一瞬一瞬を! ー 全 力 で ! !  ッ  ッ 俺は前へ前へと進む。  す  る  と シクシク…。 シクシクシク…。  ッ  ッ  ! 聞こえる…! 少女が泣く声が…!! 被災者は近いぞ!!  ッ  ッ 俺は声を掛ける!! 「俺の名は『ツツミ』ッ!」 「君を助けに来たッ!!」  と  言  う  と 少女が答える。 「くすんくすん。」 「おじちゃんが助けてくれるの…?」  俺  は 「安心するんだ!」 「今、救い出す!!」  少  女  は 「足が…。足が挟まってるの。」 「痛いよぉ。痛いよぉ。」  だ  か  ら 「そのガレキだな!」 「ムォオオオー!!」  グ  イ  ! 俺は毎日鍛えている、 その筋力でガレキを、 跳ね除ける!!  そ  し  て 「おじちゃんありがとう!!」  俺  は  答  え  る 「さぁ、早く此処を抜け出そう!!」  少  女  は 「うん!!」 元気よく答えた。 ・・・・
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