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男のねっとりした笑い声が耳穴を舐める合間に流れ込む。でも、次の瞬間怒ったような冷たい低い声で囁いてきた。
「なぁ、千砂。もしかして、俺を煽るために男とヤッたの? ……俺が居ない時、ここでオナニーしてただろ? なんかさ、いっつもお前の雌の匂いがすぐ近くからしてて、変だなぁって思ってたんだ……」
棘だらけのざらついた声に頭の中を撫でられるみたいで、ゾクゾクした。次の瞬間、指が奥へと突き刺さり力強く激しく擦り上げられ、くぐもった悲鳴を上げた。にゅちにゅちと聞いたこともない音と共に、私は急速に昂って全身に力が入っていく。こんなことは初めてで、戸惑っている暇も与えてくれない。
男が触れた場所に熱く熟れた果実が弾けて飛び散った。それから長い長い痙攣が襲ってきて、息も出来ないぐらい苦しくて。なのに男はそうとわかっていながら、とても上手にしつこく私を掻き回し続けた。腰が砕けて脚はブルブルと震え、汗と涙でぐちゃぐちゃな私の唇に、大きな舌でベロンとキスをしてくる。
完全にオカシクなった私を男はしつこく追い詰め続け、耳たぶを甘噛みした。喋れない私に満足すると、男は嬉しそうに笑って頬や顎や首や鎖骨に歯を立てて舐ったり吸い上げたりした。
「エロイ顔…声も最高…。我慢比べ、これで引き分けかな? それとも、…まだやる?」
――― もっと、もっと、もっと欲しい! 私が欲しかったもの全部ひとり占めした聡から、私が与えて貰えなかったもの全部、私に頂戴!
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