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「……ソウタ、明日学校?」
「うん。お昼から」
「じゃあ、いい?」
「うん。……ベッドなら」
手を引いて起こされた。まだ心臓がせわしなく暴れている。
「昨日の今日で悪いけど……」
「大丈夫。僕こう見えて若いから」
「それは俺も同じだし」
笑い合いながら寝室へ向かった。手は繋いだまま。
ベッドまで辿り着くと、僕は自分からそこに寝転がった。そして気付く。
「あ、シャワー浴びてない」
「してからで良い」
「でも……」
「そのままのソウタも良いから」
良く分からないことを言われた。もしかして、ケイってにおいフェチなのだろうか。
「ソウタ……」
「んっ」
首筋の、服で隠れるぎりぎりのところを吸われた。そんな跡残さなくても、もううなじにくっきりケイのしるしが付いているのに。
「はい、ばんざーい」
「……うん」
両手を上げるとトレーナーを脱がされた。僕も部屋着に着替えていたから、かなりラフな格好だ。その下にはインナーを着ていないので、上半身はすぐに裸になってしまう。
あらわになった僕の肌に、ケイは赤いしるしをどんどん付けていく。
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