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夜ー
三恵は、ショックと恐怖感に煽られながら帰路へと着く。
「何で、何で、課長が・・・・呪われたタブレット・・事故・・・」
ショックを隠せない。
「こ、こんなもの捨ててしまえ」
三恵は草叢に捨てた。
その時
警察官「あーだめだよ!お姉さん、こんな所に捨てちゃ!不法投棄も犯罪だよ」
自転車で警ら中の警察官に呼び止められた。
三恵「す、すいません。」
三恵はタブレットを拾わずにはいてられず、鞄にしまった。
警察官「これからは気をつけてくださいね。」
三恵「はい・・・」
三恵の自宅。「ただいまー」
「ママーおかえりーパパはもう帰ってるよー」
三恵には子供と旦那が居る。
子供の名前は陸。
陸「ママ今日ね、お友達とジャングルジムで競争して、一番になってね、上からね、お空や遠くの山を見たんだー」
三恵「へーそうなの。でも、怪我には気をつけてね。」陸「うん!わかったママ。」
可愛い一人息子である。夫は、
隆二「お帰り三恵。お疲れ」
三恵「あ、うん、只今隆ちゃん・・・隆ちゃんこそ、お、お仕事お疲れ様。」
三恵は浮かない顔をしていた。
隆二「・・・・どうした?何か元気無いね。体調でも悪いの?」
三恵「実は・・・」
三恵は呪われたタブレットの事は話さず、課長が突然死した事のみを話した。
隆二「そう、それは辛かったね。じゃあ、葬儀に僕も出席・・・」
三恵「やめて!行かなくて良いから、来なくて良いから!!!!」
突如、三恵は大きい声を出す。家族が、愛する、夫と子が、もしと、考えたのである。
隆二「えっ、何?なんかごめんね。」
陸「マ、ママ?」陸も隆二も驚く。
三恵「こっちこそ、ごめんね隆ちゃん、陸。疲れてるのかな?」
(言えない決して言えない。私の所為で課長が、もし、隆ちゃんと陸に何かあったら)
改めて、三恵はそう思った。
三恵「隆ちゃんお風呂入ってくるね」
脱衣所へと向かう。
(このままもう何も起こらならければ)
そう思ったその瞬間、
ピコン!
Sairi「神島のコンビニに行って、立て籠もり事件を見に行って、動画で撮って、SNSで上げて下さい」
三恵「たてこもり・・・」
三恵「隆ちゃん、ちょっとコンビニ行ってくるね」
隆二「え?み三恵お風呂は?」
慌てて三恵は玄関を出た。
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