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彼にとって春とは眠気に襲われる季節だ。
それは、小さい頃から治ることのない癖?
のようなものだ。
最近は特に眠りがひどく大学の教授の授業中にも
寝てしまうことが多くよく怒られる
眠いのは人間の3大欲求のひとつなのだから
無理難題だと言っても怒られる。
何故怒られる。
そう彼は思っていた。
「ふぁ、ねむ・・・。」
「講義始めるぞ、おい!寝んじゃねぇ!!」
教授怒鳴り声が聞こえるが、無視をする
「いい加減、起きやがれ!」
「はーい。」
名前、、なんだっけ、フワフワとした頭で考えるが殆どが眠っている状態だ。
「チッ、今日の講義は江戸時代末期、幕末についてだ。
この時代は明治維新が起きる前の最後の徳川幕府の時代だ。」
あぁ、ねむい
「当時の日本は二つに分かれていた。
幕府を倒すた反幕勢力たる勤王派に対して幕府政策を擁護する勢力。
倒幕
反幕勢力たる勤王派に対して幕府政策を擁護する勢力。
佐幕 」
だんだん、教授の声が遠くなる。
意識がなくなる時ふわりと頬に感じた感触
最後に見たのは薄紅の桜の花弁だった
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