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「お前にも関係あんだよ。いいか!
村木は壬生浪士組が結成されてからこの10日間、平隊士と関わりをもとうとしなかった。
俺たち幹部はまだしも、組織ってやつに慣れるには
同じ平隊士の奴らと親交を深めんのが普通だ。
でも、アイツは誰とも関わらずに一人でいる
同郷の人間もいない。
つまり情報が少なすぎるってことだ
だから・・・」
「「だから??」」
「俺が、村木を監視し情報を得る。
そういうことですね土方副長。」
「あぁ。そういうことだ、斎藤。」
会話の中に突然入ってきた第三者の声。
土方に斎藤と呼ばれた男は、無言で近づくと一礼をする。
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