【2】 食えない男

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「お前にも関係あんだよ。いいか! 村木は壬生浪士組が結成されてからこの10日間、平隊士と関わりをもとうとしなかった。 俺たち幹部はまだしも、組織ってやつに慣れるには 同じ平隊士の奴らと親交を深めんのが普通だ。 でも、アイツは誰とも関わらずに一人でいる 同郷の人間もいない。 つまり情報が少なすぎるってことだ だから・・・」 「「だから??」」 「俺が、村木を監視し情報を得る。 そういうことですね土方副長。」 「あぁ。そういうことだ、斎藤。」 会話の中に突然入ってきた第三者の声。 土方に斎藤と呼ばれた男は、無言で近づくと一礼をする。
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