【3】三番組組長

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あの後、追って土方から連絡が来たが 三番組と直接合流するのは明日からとなり、夜は 斎藤と顔合わせすることになった。 時間帯は夕餉の時 幹部や隊士たちが集まる夕餉の時に、1人だけ幹部隊士の近くに座るというのはどうなのだろうか。 と、内心思いつつ 素直に従って沖田と斎藤の間に¨座らされる¨。 上座には、副長である土方。そして村木とおなじ 北側出身で副長の立場である山南 局長である近藤が座っていた。 試衛館の門弟であった面々に囲まれている 江戸の事件の時に助けて貰った村木を見つけたのか 近藤は嬉しそうに笑って村木に声をかける。 「やぁ! あの時以来だね村木君。元気にしていたかい?」 「はい。あの時以来ですね、近藤局長 俺は元気ですよ。」 まるで伯父と甥が久しぶりにあったような気楽な挨拶。 あの夜とは違って、村木は敬語ではあるが 土方や幹部、ほかの隊士の時とは異なり変わらない表情が少し柔らかくなる。 「歳から君の所属が決まっていないと聞いてから 心配していたが、今日決まったそうだな。 確か、三番組。斎藤君のところだったか?歳」 「そうだ。」
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