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鬼の副長が土方とするのであれば
山南は、仏の副長と言ったところだろう。
「山南さんが言ってんだからいいだろ!
それにこんなしけた夕餉。
腹にたまんねぇからな、食事は戦!
足りないなら奪うまでよ土方さん。
というわけでその魚貰ったぜ!!」
バシッ
「へっへーん!
そんなに戦は甘くねぇぜ新八さん!
誰が奪わせるかってぇの!」
「むむ!
平助のくせに生意気な。」
箸をカチカチと鳴らしながら、お互いに牽制しあって相手の魚を取れるか機会を伺っている永倉と藤堂
普段は仲がいいが飯のこととなると
2人は極端に悪くなる。
そんな様子を余所にやり
いつもは2人と行動する原田は、大人の余裕というやつか酒をいつの間にか飲んでいる
「よかったね。村木君
あの二人の隣とか間だったら、ゆっくり夕餉を
食べるなんてことできなかっただろうね。」
「は、はぁ。」
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