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「永倉君・・・・・・。
藤堂君・・・・・・。
いい加減にしてください。」
「「ひっ!!」」
まさに、鬼の降臨。
「私は先程、君たちの食事風景は江戸の試衛館の頃を思い出すので¨ある程度¨の騒がしさは許そうと言いました。えぇ。そこは許します。私が言ったのですから永倉君や藤堂君には何も非はありません。
えぇ。ありませんよ。
¨ ある程度 ¨なら私は目をつぶりましょう。
ですか。今の君たちの騒がしさはどうなのでしょうか?会津中将お預りの壬生浪士組の幹部とあろうものがそこら辺にいる野良犬のように食事に群がって本当にはしたないとは思わないのですか?
いいえ。違いますね。
野良犬もきちんと躾れば、立派な忠犬に育てることが出来るというのに何度言っても、永倉君、藤堂君は学んでくれませんね
あぁ。別にお二人のことを躾ても何も学ぶことの出来ない¨ 犬 ¨とは言っていませんよ。そもそも君たちは犬ではなく、きちんと聞く耳を持つ人間という種族なのですから私の言うことに対して理解することが出来るはずです。
ですよね。
永倉君・・・・・・・・・藤堂君・・・・・・・・・・・・。」
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