独占欲は強くなる

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「私は如月さん以外とクリスマスを過ごそうなんて考えていませんよ。こ、恋人と過ごすのが夢だったので・・・」 「っ・・・可愛すぎます・・・・・・」 前よりも醜い嫉妬なのに彼女は微笑んでくれてそれだけで嬉しいのに私と過ごしたいなんて言わられたら我慢出来ないじゃないですか。 付き合ってから何度も何度も彼女の事が可愛いと思えて胸の奥がドクンと跳ねる。 「で、でも・・・恋人だってバレたらどうするんです?」 「良いじゃないですか。貴方さえ良ければ、ですけど」 「もちろんです!課長が恋人、なんて誇らしいですし、私なんかで良いのかなって思うくらいなんで・・・わっ!?」 小さな身体を腕の中に引き寄せると簡単に胸に倒れ込んで来た。 変な劣等感は抱かないで私を見てれば良いんですよ・・・
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