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亜紀『李久君、行ってらっしゃい』
李久『亜紀、行ってくる。武弥も行ってくるな』
亜紀は毎日、弁当を作ってお見送りをしてくれる。
どこにでもいる普通の幸せ家族みたい。
だけど、武弥と俺は血が繋がってないし亜紀は俺に遠慮してる。
もっと甘えて欲しいんだけどな。
『森岡、おはよう』
李久『おはよう』
今、話しかけてきたのは会社の同僚。
月島秀人。
同い年だから話しやすい。
秀人『今日、飲みに行かねー？』
李久『行かない』
俺が断るのわかってて誘ってくるんだよな。
秀人『お前ん家でいいからさ』
李久『３ヶ月の子供いるから無理』
秀人『そう言わずに。森岡の奥さんにも会ってみたいし。俺の彼女と四人でどう？』
李久『亜紀に聞いてみる』
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