第1章 始まり

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体育館・演台にサトミが立っていた。 陽太:ようやくお出ましか。 サトミ:待ってたの?あなたは確かきらずに参加するって言った人よね? 陽太:あぁ。 サトミ:喧嘩なんてするだけ無駄よ。どうせどっちか死ぬんですもの。 陽太:言えてる。 銀:おまっ、、、もぅいい。そんな事より説明しろよ。 サトミ:そうね、ルールぐらい説明しようかしら。 サトミは淡々とかくれんぼにおけるルールを説明した。 サトミ:とても簡単よ。隠れるだけ。見つかればgame over。つまり死ぬの。 陽太:生き残った奴は? サトミ:何でも願いを叶えてあげるわ。 銀:それだけ? サトミ:そうよ。 銀:このゲームを作ったキッカケは? サトミ:簡単に言えば復讐。 真里:復讐? サトミ:そうよ。色々とあるのよ。 真里:ここにいる誰かが何かしたって事? サトミ:やだ、あなた達と会うのは今日が初めてよ。 健太:でも復讐って、、、 サトミ:そうね、さっき銀から聞いて頭の回転が速い人はもぅ気づいていると思うけど、銀の先祖達が私を殺したの。 一番に驚いているのは銀だ。 俺の先祖は殺人犯なのかと、、、 サトミ:でも、故意にではなかったにせよ、私とゆう1人の人間が死んでしまった、、、悲しい事実。 陽太:なら、俺ら巻き込まないで、集中して復讐すれば速いんじゃないの?頭悪すぎ。 サトミ:口がホントに悪いわね、、、次に私への暴言は自殺願望があるとみなして、見せしめに殺してあげる。それと、その回答ね。つまらないじゃないの。どうせやるなら、私が死んだ時と同じ状態で殺したいじゃない。 陽太:つまり、かくれんぼ中に死んだのか、、、ダサっ。 サトミ:・・・。ダサっ? 陽太:あっ、悪い。つい癖で、、、 サトミ:言ったわよね、、、私。 サトミが人差し指を陽太に向けると、陽太は動けなくなった。宙に浮き始める陽太。 銀:!!待って、チョット待てって、 サトミ:何? 銀:その、、、楽しみたいんだろ? サトミ:えぇ。 銀:こんな殺し方じゃなく、かくれんぼで見つけてから殺した方が楽しいんじゃないか? サトミ:ぅーん、それもそうね。だけど私への侮辱は許さない。 サトミは人差し指を右に軽く振った。 すると ボキッ!!!!! っと、陽太の左腕が折れたのであった。
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