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サトミの説明が終わり、姿を消すと一斉に走り出す参加者達。
銀は真里の手を引っ張り体育館からでた。
真里はその手を払い、立ち止まる。
真里:どこに隠れるの?
銀:わからない、、、
真里:一緒だと見つかった時2人とも殺されるんだよ、、、
銀:そうかもしれない、、、だけど1人より2人の方が落ち着くような気がして、、、
真里:確かにそうだけど、、、
銀:9:00までさ、時間あるから、一回みてまわろうぜ。良い場所があるかもしれないし。
真里:うん、、、
2人は寄り添いながら歩き始めた。
銀の考えは確かに隠れる場所を探す事だが、見つかった時のために逃げる時のことも考えているのだ。
体育館をでたらすぐに図書館が目の前にあった。
銀:ペンと紙が必要だな。探しに行こう。
真里:何に使うの?
銀:簡単に校内の地図を書いていこうと思ってね。
真里:ふーん、、、それなら職員室は?見たところ学校みたいだし、あるかもよ。
銀:だな。まずは職員室。
2人は職員室を探しに向かう。
他のメンバー達は、、、
遥と健太は靴箱・玄関にいる。
陽太は保健室。
また
トイレに隠れる者。
校長室に隠れる者。
図書館に隠れる者。
銀達同様、校内を探索する者、、、
各々が自らの命の為に必死になっている。
保健室にいる陽太は、ある事に苦戦していた。
サトミに折られた腕を固定するのに苦戦中。その時、知らずに入ってくる別の参加者。
陽太:まさかここに隠れるつもりなのか?
優花:良い場所あればね。アンタは何やってんの?
陽太:みりゃーわかんだろ。
優花:包帯で固定?素人から見ても下手ね。
陽太:お前は出来んのか?
優花:チョット貸して。
優花が包帯で綺麗に固定する。あまりの手際の良さに驚く陽太であった。
陽太:すげぇ、サンキューな。
優花:包帯だけならね。痛みとかはないの?
陽太:あったとしても、どうする事も出来ないだろ。
優花:ここは保健室。
優花は何かないかと探し始める。5分ほど探してようやく見つけた痛み止め。これを飲むと少しは楽になると伝えた。
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