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目と目を合わせる2人
同時に辺りを見回す。
真里が気づいた。
静かで、誰もいない、、、
唯一聴こえる音が公衆電話だ。
真里が公衆電話を見ていると、横から何も言わず手を伸ばす銀。
ちょっとっと、言いかけたが間に合わなかった。
銀は受話器を取り、耳にあてた。
かすかに、、、
微かに声が聴こえる、、、
声にはださず、口パクで真里に何か聴こえると伝えると、恐る恐る受話器に耳を傾ける。
この微かに聴こえる声は何だろう、、、
何を言っているんだろう?と、
真里:いいかい?って聴こえる?
銀:あぁ、確かに、、、その前に、、おって聞こえたような、、、
真里:おー、いいかい。って言ってる。
銀:そのフレーズ、あれだろ?もぉーいいかい?だろ。
真里:そうそう。かくれんぼのあのフレーズじゃない?
2人が何を言ってるのかを理解した時、フフフっと、笑い声がした。
笑い方、声からして女性である。
ここから女性と2人の会話が始まる。
女性:良くわかったわね。褒めるわぁ。
銀:あの、、、誰?褒められても、、、
真里:あたし達の知り合い?
女性:知り合い、、、うーん、違う気がするわ。
銀:じゃぁー誰?俺らに用なの?
真里:イタ電?
女性:悪戯ではないことは確かよ。あなた達と遊びたいだけ。
真里:あたし達高校生ですけど。どんな遊び?
銀:もしかして、少年誌じゃ描かれない遊びとか?
女性:賢いわね。その通りよ。
それを聞くと、真里は口パクで銀に変態だと伝えるが、、、
女性:やだ、変態って、何考えてるのかしら?
2人は固まった。
声に出してないのに何故わかるのかと?
女性:あなた達が考えてる内容はイヤラシイ事ね。高校生にもなると、考える事が違うわぁ。
頬を赤く染める2人。
女性:頬も赤く染めちゃって、可愛いわね。イヤラシイ事じゃなくて、、、、
頬を赤く染めてた2人だったが、徐々に真っ青になる。
イヤラシイ事ではなく、恐ろしい事だと言ったからだ。
女性:恐ろしい事よ。かくれんぼ。
銀:かくれんぼ?
真里:それのどこが恐ろしいのよ?
女性:鬼に見つかると、死ぬからよ。
2人は同時に えっ? っと声を漏らす。
女性:恐ろしいでしょ?
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