第1章 始まり

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陽太:俺の言ったことにいちいちつっかかってくんなよな。 銀:投げやりな言い方がイラッとするんだよ。 陽太:なら聞くが、ホントにあの、サトミだっけ?サトミが強制参加させてゲーム始まったらどうするんだ? 何も言わない銀、、、 陽太:ん?どうしたのかな?始まったらどうする事もできないだろ。だから、なるようになる。って言ったんだけど。 銀:お前の話しを聞くとストレスに感じるのは俺だけかな? 陽太:まず、あの話を信じてる時点でお前が阿呆なだけだ。目を覚ませ。 銀:テレパシーがなければ信じてない。アイツがテレパシーを使ってきたから、、、 話しの途中で教室の戸が開いた。 ようやく担任が来たのだ。 担任:小学生じゃないんだから席に着きなさい。 銀と陽太は同時に舌打ちをし、席に着いた。 担任:遅くなってスミマセン、会議が長引いてね。内容が、朝から皆にイタズラ電話をして、生徒達を不愉快にさせてる人の話をしてたんたけど、、、知ってるよね? 真里:イタズラ!? 担任:そうよ、真里のところにもあったんじゃない?生徒だけじゃなく、私達教員にまで電話があったんだから。 銀:それホントですか? 担任:あなた達に嘘をついて、私は何の得があるの?銀。だから、電話の事は気にしない事!いいわね。ただでさえ時間無いんだから、急いで一限目の準備しなさい。 納得がいかない銀、、、何故俺と真里だけにテレパシーを使ったのか、、、考えても答えが出てこない。しかし、考えるのをやめる事が出来ない。 もやもやしながら1日を過ごす銀、、、 銀だけでなく、クラス、、、、いや、全校生徒がこの日1日そわそわ、、、集中できなかったのだ。 学校が終わる夕方17:00頃、陽太に じゃ、夜中にな っと言われるが、気にしない銀。真里を家まで送り、自宅へと向かった。 真里の事を心配する銀。 顔には出していなかったが、今日一日辛かったんじゃないかと心配する。 自宅に着くが、誰も居ない。いつもの事である。 父親は仕事が忙しく、いつもすれ違い。母親はたまに遅く帰ってくる。 そぅ、今日はそのたまに遅く帰る日であった。 そのまま部屋に入るなりベットに寝転がる。 今日は疲れた、、、、 スマホ片手に真里とラインしながら、いつのまにか寝ていた、、、、、、
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