6人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
陽太:俺の言ったことにいちいちつっかかってくんなよな。
銀:投げやりな言い方がイラッとするんだよ。
陽太:なら聞くが、ホントにあの、サトミだっけ?サトミが強制参加させてゲーム始まったらどうするんだ?
何も言わない銀、、、
陽太:ん?どうしたのかな?始まったらどうする事もできないだろ。だから、なるようになる。って言ったんだけど。
銀:お前の話しを聞くとストレスに感じるのは俺だけかな?
陽太:まず、あの話を信じてる時点でお前が阿呆なだけだ。目を覚ませ。
銀:テレパシーがなければ信じてない。アイツがテレパシーを使ってきたから、、、
話しの途中で教室の戸が開いた。
ようやく担任が来たのだ。
担任:小学生じゃないんだから席に着きなさい。
銀と陽太は同時に舌打ちをし、席に着いた。
担任:遅くなってスミマセン、会議が長引いてね。内容が、朝から皆にイタズラ電話をして、生徒達を不愉快にさせてる人の話をしてたんたけど、、、知ってるよね?
真里:イタズラ!?
担任:そうよ、真里のところにもあったんじゃない?生徒だけじゃなく、私達教員にまで電話があったんだから。
銀:それホントですか?
担任:あなた達に嘘をついて、私は何の得があるの?銀。だから、電話の事は気にしない事!いいわね。ただでさえ時間無いんだから、急いで一限目の準備しなさい。
納得がいかない銀、、、何故俺と真里だけにテレパシーを使ったのか、、、考えても答えが出てこない。しかし、考えるのをやめる事が出来ない。
もやもやしながら1日を過ごす銀、、、
銀だけでなく、クラス、、、、いや、全校生徒がこの日1日そわそわ、、、集中できなかったのだ。
学校が終わる夕方17:00頃、陽太に じゃ、夜中にな っと言われるが、気にしない銀。真里を家まで送り、自宅へと向かった。
真里の事を心配する銀。
顔には出していなかったが、今日一日辛かったんじゃないかと心配する。
自宅に着くが、誰も居ない。いつもの事である。
父親は仕事が忙しく、いつもすれ違い。母親はたまに遅く帰ってくる。
そぅ、今日はそのたまに遅く帰る日であった。
そのまま部屋に入るなりベットに寝転がる。
今日は疲れた、、、、
スマホ片手に真里とラインしながら、いつのまにか寝ていた、、、、、、
最初のコメントを投稿しよう!