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「はぁ……」
私に振られて、やや肩を落とす男を背に……溜め息をつきながら、私は歩き出した……
学校でも……家でも……私は、いつでも仮面を被っている……
そんな私に……心休まる暇なんて無かった。
だから私は、中学卒業したら当てもないが家を出たかった。
もちろん親に止められたし聞き飽きた正論……
もう……
ウンザリだよ。
この世に私の居場所なんて無いんだねって……
私は本当に思ってるよ。
だって……事実だもん。
……余計な、嫌な事を考えていたせいで……
頭の中を金属製の鈍器で殴られた様な頭痛が襲う。
……頭が、痛い。
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