『舞』と『誠』

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だからね…… 私は自分の居場所が欲しかっただけなんだよ。 でもね…… 両親は私の気持ち何て分かって、くれなかった……から。 だから…… 鞄1つ下げて……家出して来たんだ……。 自分が、この場にいる事に疑問を感じてしまう程に……異様な空気が漂いネオンの輝く夜の街…… 今、私は、たった一夜を共にする相手…… 私を買ってくれる人を探す事にした。 別に、怖くなんてないよ……? 私は1人で生きて行くって決めたんだから、ね。 無理に自分に言い聞かせると、私は決意と言う名の不安に背中を押され歩き始めた。
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