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「……分かんないよ」
「貴方は……私を買ったんじゃなかったの……?」
「……素直に抱けばいいじゃないのさ……」
私は、溢れる感情を抑える事が出来ずに……感情が暴発していった。
床に跪く私は、爪が食い込んで、血が出そうな位に強く拳を握り締めた。
「……マコトだ」
ぇッ……
私は、一瞬なんの事か理解出来なかった。
「……名前は?」
誠と名乗る男……
彼は哀れむ様な視線と言葉を私に浴びせた……。
「マイ……」
私は、不気味に顔を覗かせる恐怖心から素直に答えた…………
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